もう1つの現実は、報奨／表彰制度が、実際には従業員の職務に対する価値認識を低下させるということです。心理学的な観点から見ると、従業員は特定の短期目標を達成することで物質的な利益が得られるレベルで仕事を遂行するよう動機付けられるようになります。

多くの場合、良い仕事をすることの長期的な重要性は、実際には低下してしまいます。なぜなら、従業員は、良い仕事をしたからといって報酬が得られないのであれば、その仕事自体にはあまり価値がないと思い込まされているからなのです。

このようなインセンティブ・プログラムは特定の期間しか続かないため、短期的な行動の変化は持続しません。
 

現実はこうです：
 

文化(カルチャー)が行動を促し、行動が文化を強化する。
 

著者のポール・L・マルシアーノ博士は、その著書『 "Carrots and Sticks Don't Work"(ニンジンと棒は効かない)』の中で次のように述べている：

「強い文化は、組織のミッション、ビジョン、創業者が確立したコア・バリューを中心に築かれる。文化が強固であればあるほど、長期にわたって一貫性が保たれ、従業員一人ひとりの行動に与える影響も大きくなる...意味のある長期的な行動の変化を達成したければ、文化に影響を与えなければならない」

ASAPエンゲージメントでは、企業内の従業員エンゲージメントを向上させるために、企業文化を強化・明確化する強力な「パッションテスト for ビジネス」プロセスを通じて、企業のリーダーシップと従業員を支援します。シックス・シグマ、リーン生産方式、プロセス・フローの簡素化などの改善プログラムは多くの企業で知られていますが、従業員エンゲージメントを向上させるための直接的な効果をもたらすプログラムは意外に多くありません。

ASAPのエンゲージメント・プログラムは、企業にとって最も重要な事柄と、従業員にとって最も重要な事柄との間に整合性を持たせます。私たちは、企業のリーダーと協力して、会社独自の貢献(USP)とコア・バリューを明確にします。そして、この独自の貢献ステートメントとコア・バリューを、情熱に火をつけるようなエレガントでシンプルな方法で表現できるよう、リーダーを支援します。
次のステップは、従業員が自分の仕事や個人的な情熱が、会社のビジョンや価値観とどのように合致しているかを理解するための、パワフルで効果的なプロセスを導くことです！